最近は日本の技術力が海外に比べて凄いというテレビ番組が多く放送されています。以前から日本は何事においても技術力が高く、海外と比較してもかなり優秀な民族であるという自負がありましたが、それは全ての分野についてではありません。こんな否定的な言い方をすると、非国民と呼ばれるかもしれませんがそれは事実です。というのも、長年建築について個人的にアレコレと調べている私は、日本と海外の家の窓の違いを見つけてしまったからです。そしてその違いは、海外に比べて日本がかなり劣っているという衝撃の事実でした。
では日本の窓と海外の窓の決定的な違いは何かというと、窓にはめられているガラスです。ガラスなんてどこの国でも同じじゃないの?ただのガラスでしょ?と思われるかもしれません。しかし、たかがガラス、されどガラス。日本と海外の差は歴然です。なぜなら、海外のものに比べて日本のものは、明らかに断熱性や暖房性が低いことが某機関が調査したデータとして残されているからです。
断熱性が低いということはどのような弊害が考えられるかというと、まず単純に部屋の中が熱くなりやすいのでそこで住んでいる人が不快感を持ちやすいということ。特に夏場であれば熱が部屋の中に篭ってしまいます。日本の夏がかなり暑いのは、四季がはっきりしているというだけではなくこのような窓ガラスの問題もあるのかもしれません。そしてもう一つ考えられるのは、人が暑さや寒さの不快感を得ることによってエアコンを多用してしまい、電気が大量に使用されてしまうということです。電気を使用するということは、それだけ火力発電などによってCO2が排出されているわけですから、環境にとってもよくありません。
このような違いが日本と海外の窓にあるわけですから、日本は早く海外レベルの窓に追いついて、窓においても世界を引っ張る先進国としての地位を保持するべきだと言えるでしょう。