歳をとると人間は、わがままになるのでしょうか。実家の母なのですが、母は最近、私が帰省するたびに、様々なことについて、愚痴を言うようになりました。例えば少し雨が続いただけでも、最近は雨が多くて買い物が大変だとぼやきます。定年退職してからは父もずっと家にいるので、父に対する愚痴も多いです。父も母からの愚痴、ぼやき攻撃に耐えているのですが、母は今まではそんなに気にしていなかったことまで気になるようになってしまったのか、よくもまあ、そんなに不満だらけで今まで生きてこられたなと私が驚く程です。
父も母も口を開けて寝る習慣があり、冬場の乾燥から喉をやられ風邪をひくパターンが多いので、冬場は加湿器が手離せません。もう何年もその生活なのに、今年になったら急に、最近窓ガラスの結露がひどくて病気になりそうなどと愚痴るのです。今までは乾燥すると喉風邪をひいていたくせに、喉を守ってくれる湿度が窓について結露になることが、今は我慢ならないようです。確かに冬場の窓ガラスの結露は、ガラスの下の部分にたまった水分が、カビの原因になり不衛生だと思います。ですから気が付いた時に、結露を拭いたり、水分をそのまま回収できる結露ワイパーなども使っています。窓ガラスの結露に悩まされる以上に、喉が乾燥して風邪をひくことの方が困りますから、長年割り切って加湿器を使ってきたのですが、やはり母のわがままがひどくなっているだけでしょうか。
部屋の湿度を保ちつつ、結露対策ができる窓ガラスも今はあるそうなのですが、築20年の古いマンションなので我が家は当てはまりません。私自身、更年期のせいもあるのか、母のエンドレスな愚痴を聞くのも正直、かなり辛いので、なんとかならないものかと、結露した窓ガラスを恨めしい気持ちで見つめてしまいます。